白馬後編 くるみの記念の日。
白馬後半
この日は偶然にも
くるみを迎えた日。
二年前のこの日。
高尾山の保護施設からもらい受けた日。
くるみは当時六か月で以前の飼い主からここに保護されていた。
最初の頃はわけわからない、意思の疎通もできない、いたずらが過ぎる、
思い出すと笑える苦労が日々つづき、
なんでこんなかわいい犬が手放されたのだろうと、
二年経った今もわかりません。
けれど今くるみと二人でこうやって旅することもできて、
私にとってかけがえのない唯一無二になりました。
私のコマンドも聞くようになり、
我慢することを覚え、
それでいて果てしないくらい甘えることを幸せとし、
それにこたえる私も果てしなく幸せです。
白馬岩岳の頂上までゴンドラに乗ってきました。
10人乗りにわたしとくるみだけ
今年はゴンドラが新しくなって、閉所恐怖症のわたし、
高所恐怖症のくるみにも快適になりました。
ここからの眺めが一番好きです。
この岩岳で四時間も過ごしてしまった。
先代のラスクとは最長3時間だったから、更新しました。
遠くのアルプス見ながらただひたすら座っていたり、
ドッグランで思いっきり走らせたり
気温が高いけれど、まだ雪解けしてないところもあり、
くるみは雪の上嬉しそうに走ってた。
ゴンドラで下山し
大出公園
人も少なく、地元の人が散歩してたり、
外国人が数名。
イタリアに犬を残してきたって、写真見せてくれた。
くるみを愛おしそうに撫でてくれたイタリアの人たち。
ここに来るといつも一時、見知らぬ人と話をする。
おもしろい。
夕暮れ近いから宿へ
田園詩スペシャルディナーを二日食べられる贅沢。
おいしいご飯をありがとうございました。
くるみとのいい記念日になりました。
太陽の日差しがまぶしいダイニングで朝食
宿を後にして、
あづみの公園でチューリップ見ながら散歩して
帰路へ
片道五時間かけて旅する白馬
日常から離れられるちょうどいい距離で
毎年同じ時期に来るのに、
毎度違う。
今年はこれですごくよかったな。
あぁ、よかったな。